2000-04-26 第147回国会 衆議院 建設委員会 第12号
その意味で、そういうハード対策だけで対応することは困難でございますので、危険箇所の増加を抑制するというソフト面での対応、それからまた、従来の砂防三法に基づくハード対策と本法案に基づくソフト対策を連携させて、それから土砂災害の防止をより効果的に実現しようとするものであって、転ばぬ先のつえといいますか、そんなものを砂防行政の中に入れてこよう、そういうことで土砂災害の防止に一層努力していきたいと思います。
その意味で、そういうハード対策だけで対応することは困難でございますので、危険箇所の増加を抑制するというソフト面での対応、それからまた、従来の砂防三法に基づくハード対策と本法案に基づくソフト対策を連携させて、それから土砂災害の防止をより効果的に実現しようとするものであって、転ばぬ先のつえといいますか、そんなものを砂防行政の中に入れてこよう、そういうことで土砂災害の防止に一層努力していきたいと思います。
治水砂防行政事務と治山行政事務との連絡調整についてという通達がございまして、これに基づきまして毎年定期的に砂防治山の連絡調整会議というのを設けまして、森林の伐採の事故対策等を勘案しながら会議をやりまして、これからの工事その他についていろいろ対策について協議をやりながらやっているわけでございます。
しかし、四十年の山梨県の足和田の災害等を見てみますと、私はそこに、そのような立場からすれば、非常に問題が残っておるのじゃないかという気がいたすわけでございまして、まあ足和田を、現地を見させていただきましたけれども、やはりどうしても治山行政と砂防行政というのはほんとうに連絡を密にしてひとつ今後やってもらわなければいかぬと思うわけでございます。
なお、本法案に対し、地方建設局の組織の統一ある整備と砂防行政組織について検討善処を要望する趣旨の、自民、社会、公明、民社各党共同提案にかかる附帯決議が付されました。 以上をもって御報告を終わります。(拍手)
建設省設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 国土の保全とその均衡ある発展を図るため、政府は地方建設局の組織の統一ある整備及び砂防行政組織につき速やかに検討の上善処すべきである。 右決議する。
これだけ国土保全で砂防行政を重視しているおりに、長年にわたって砂防部の一課、これはどうしても私ども考えられないことなんですが、行管に聞いてみると、行管としても建設省のほうから要求もないからというような話もあったりして、これも、いま用地部、企画部について非常ないい御答弁をいただきましたが、砂防部の一課というのは何としても全国大会等でもみんな理解しないんです。
これだけ国土保全、砂防という、まあ農林省と両方に分かれている点もあるけれども、砂防行政を重視しなければならぬというときに、建設省から、砂防部の一課だけで、課の増設も要求をしてないというのは、いまぼくは初めて聞いたんですけれども、どういうことですか。これは砂防行政というものをそれほど軽視するのか。
砂防部に何も幾つも課をつくってくれというようなことを希望しておるのじゃなしに、砂防行政にこれだけやかましいおりですから、砂防にせめて課が二つくらい、管理課と総務課というか、何かぐらいがなければ、部長も課長もやりにくいですよ。これは同じことをやっておるようなことで、こういうことは、やはり建設省としても、長年叫ばれて、毎年砂防大会で叫ばれておることで、渡辺さんもよく砂防大会に出るでしょう。
○石原幹市郎君 私は、国土保全とか、そういう意味からいって、やっぱり砂防行政というものは最も重視しなきゃならぬ行政の一つであると思っているんです。そこで、いま官房長のお話によっても、砂防部がなかなか事務もふえてきてどうだと、しかも、これは全国で非常に要望しているんですよ。
だから、もうちょっとやはりすきっとしたものにして、せめて砂防部にもう一課ぐらいつくって、やはり砂防行政に建設省も政府も力を入れているんだという態勢を私は示してもらいたいと思うんですよ。
次の問題は、砂防行政についてであります。現在建設省と農林省、名前は違いますが、仕事は同じようなものが相当あって、長い議論を私どもも承知しておるわけなんです。最近ある程度連係もとれてうまくいっておる面もあるように思うのでありますが、まだ相当不十分な面があると思うのであります。
できればなお追加要求をいたしたいと考えておるわけでありまして、確かにああいう渓谷地帯といいますか、沢の地帯、これらの災害は金をかけ努力をすれば、ある程度災害は防げるという、これはもちろん砂防行政の本質でありますから、かような考え方から考えますと、もちろん国の財政の全体のワクがありますので、これは二年、三年で完成するということは困難でありますけれども、五年かかるものを三年に、あるいは二年半に、こういう
また、これに加えて、上流地域は、砂防行政、治山保安林行政など、総合統一的運営をはかる必要があるのであって、特に利水における水系ごとの利水計画は総合性を要する重要課題であります。
私は、そういう関係でこの砂防法の改正は当然であると思いまするし、もっと進んで災害の起こった復旧工事だけではなくて、災害を防止するための積極的な砂防行政というものを推進する必要があるのではないかとさえ考えておるのであります。
○石原幹市郎君 そこで運輸大臣にちょっと伺っておきたいのですが、この間河野農林大臣が砂防について、ことに河川砂防について従来から問題のある建設省と農林省の砂防行政を少なくとも技術面その他について一貫してやるべきであるということを言われて、その際に漁港と港湾の問題についても触れておられたようであります。
渓谷その他になりますと、砂防、それにまあ農林省の治山というものがからみ合っていきまして、その意味でこれは砂防行政というものを治山に統一すべきだという見解あるいは砂防に統一すべきだという見解が最初からずっとありまして、御承知のように、昭和三年閣議決定、それから昭和四年の建設省、当時の内務省と農林省との間の協議というようなものによって一応安定したのは、権限の分担という形で安定をしておる。
これらの職員の充実あるいは地方都道府県の砂防行政機構の強化ということにつきましても、かねて省といたしましては、十分知事に対してこれを指導してきておるところでありまするが、たとえば砂防課の設置あるいは砂防関係の事務所の充実というような機構の面、さらに職員の確保につきましては、とれまたただいまお尋ねの趣旨に沿いまして、今後行政指導上一そう力を入れて参りたいと考えております。
○鬼丸政府委員 砂防部の設置を必要とする理由の裏のことになると思いますが、砂防行政が、御案内のように、治水対策上非常に根幹的な仕事といたしまして、近年毎年非常に伸びてきております。従いまして、本省、地方を通じて、それらの事業を担当する職員も相当の数に上り、かつ、非常な苦労をして仕事の遂行に当たっております。
そのほか、激甚被災地の集団移住、災害復旧事業予算における低単価、砂防行政の一元化、果実被害に対する救済措置、河川流域の農地保護及び穂発芽、等外米対策、ダムの洪水調節、住宅金融公庫の特別貸付の簡易化、文教施設復旧事業の適用範囲、気象通報の精度向上、工場、商店に対する罹災対策の不均衡是正等、その他諸般の問題について活発な質疑が行なわれましたが、詳細は会議録によって御承知をお願いいたしたいのであります。
質疑を終わり、討論に入りましたところ、山本伊三郎委員より、砂防行政の重要性にかんがみ、すみやかにその機構の拡充強化をはかるべきである旨の意見を付して賛成の発言があり、討論を終わり、採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
○国務大臣(中村梅吉君) ただいま討論の中でお触れになりました砂防の重要性につきましては、私どももかねてから考慮をいたしておりました点でございますが、特に最近の豪雨災害等の実態にかんがみまして、砂防行政を強化する必要を痛感いたしておりまする次第で、かような観点から、砂防行政部局の拡充強化につきましては、建設省といたしまして、明年度予算編成に際しましては、ぜひともこれが実現をはかるべく、最善の努力をいたしたいと
今後、私ども建設省当局といたしましては、極力、できるだけ早い機会に砂防部の設置を見まして、砂防行政の徹底を期することができまするように努力をして参りたいと思います。
○小山邦太郎君 私は、お許しを得まして、かねて本委員会が最も重要なる問題の一つとして取り扱って参りました砂防行政組織の充実拡張、この点に対しまして政府に質問をいたし、進んで本委員会の態度を明らかにして、この際その目的を達成するようにいたしたいという希望を持って、まず政府に質問をいたしたいと思いますので、お許しを願います。
それでは、建設事業並びに建設諸計画に関する調査といたしまして、砂防行政組織の充実拡張についてこの際質疑をいたしたいとの申し出でありますのでこれを行ないます。
内閣委員会は前後五回にわたり委員会を開き、この間、村上建設大臣その他関係政府委員の出席を求めまして本法律案を慎重に審議いたしましたが、その審議におきまして、公共用地取得制度調査会を設置する目的、現行土地収用法の欠陥と目される点、現在の土地収用法の運営の実情、調査会の運営と委員の選任、公共用地収用の際住民の移転先のあっせん等生活保障の方法を講ずること、砂防行政機構の強化等の諸点につき質疑応答が行なわれました
それから河川局に砂防部を設置することといたしまして要求いたしておりますが、これも御案内のように、砂防事業、砂防行政が近年とみに重要度を加えてきておりますので、砂防事業なり砂防行政の今後の大きな進展に備えまして、現在の砂防課を部に昇格させるという目標のものでございます。 さらに河川局に海岸課というものを、海岸堤防の事業の拡充に伴いまして設けたいということで要求いたしております。